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映画『嬉々な生活』公式サイト

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第25回TAMA NEW WAVEコンペティション部門 ベスト女優賞(西口千百合)受賞
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024国際コンペティション部門 審査員特別賞&SKIPアワード受賞

西口千百合

川本三吉 渡辺綾子 毛利美緒 石橋優和 竹内大騎 中田彩葉

監督・脚本:谷口慈彦  編集:磯部鉄平

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予告篇

Introduction

お母さんが死んで、お父さんが壊れた。私はここに立っている———。

子ども映画豊作の年で異彩を放つ、
尖って鋭い、子どもと、子どものような大人の話。

2025年の日本映画界のホットなトピックは、かつてないほど、豊かな子ども映画が次々と公開されることだ。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出された早川千絵監督の『ルノワール』、横浜聡子監督の『海辺へ行く道』、呉美保監督の『ふつうの子ども』、インディーズ界からは金子雅和監督の『光の川』、滝野弘仁監督の『くまをまつ』。この流れに先んじて、昨年から異彩の子ども映画として注目されていた谷口慈彦監督の『嬉々な生活』が満を持して公開される。

 

本作は“若手映像クリエイターの登竜門”として知られるSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024の国際コンペティション部門に選出され、審査員特別賞とSKIPシティアワードのW受賞となった作品。磯部鉄平監督の作品『ミは未来のミ』(19)『コーンフレーク』(20)などのプロデュ―サーで、これが劇場デビュー作となる谷口慈彦監督のオリジナルストーリーで、最愛の妻を失ったダメージで万年床から出られなくなった父・賢介と、父や弟妹のケアを一身に背負うこととなった逞しい中学生、嬉々の関係性を軸に、大阪の団地をベースに描かれていく。ハラスメントの言動に無自覚な同僚教師への嫌がらせがやめられない嬉々の担任の先生(渡辺綾子)や、賢介の行動に怒りと疑問を持つ同じ団地の住民(内田周作)。大阪の土地柄を反映した距離が近くて、お節介で、どこか不器用な大人たちが織りなす人間模様を、嬉々のクールな眼差しが責めるわけでもなく、慈しみと優しさで浮き彫りにしていく。

 

主人公嬉々の危機を大らかな人間力で演じるのは、谷口監督のワークショップを小学生から受けていた西口千百合。父、賢介は磯部監督の『凪の憂鬱』、『夜のまにまに』でも味のある佇まいを見せていた川本三吉。メンタルの不調、職場でのハラスメント、ヤングケアラーという今の日本にあふれている問題を、観客に自分事として親密に感じさせる谷口監督の語り口と演出に注目してほしい。

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Story

幸せな五人家族だった中学生の嬉々の母の突然の死で生活が一変。

父が悲観にくれ失業し、幼い弟と妹の面倒をみながら、バイトで家計を支えようとする中、元担任教師・高妻の協力を得て生活を変えようと奮闘するが…。

ユーモラスで瑞々しい珠玉の家族ドラマの傑作。

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​8.9(土)〜8.15(金)

大阪・​第七藝術劇場

1週間限定先行上映

​8.29(金)より

東京・​新宿武蔵野館

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